兵庫県がん診療連携協議会
文字の大きさ大標準
お問い合わせ トップページ

第17回兵庫県がん診療連携協議会 議事録  令和4年4月7日(木)Web開催

 第17回兵庫県がん診療連携協議会(以下、協議会)が令和4年4月7日(木)にWebにより開催された。兵庫県内のがん診療連携拠点病院、小児がん拠点病院及び関係団体の代表者等委員28名のうち、代理出席を含めて27名の委員が出席した。

(1)前回協議会及び幹事会議事録の確認

 昨年4月15日開催の協議会6月10日開催の第1回幹事会、今年2月17日開催の第2回幹事会のそれぞれの議事録は、協議会のHPに掲載されているので確認いただきたい。今回も、議事録はHPに掲載を予定しているので了承願いたい。

(2)がん対策について (資料2/PDF: 225KB

①兵庫県内のがん診療連携拠点病院の指定状況等について
 昨年4月1日に、神戸地域で神鋼記念病院が、阪神南地域で兵庫県立尼崎総合医療センターが国指定に加わり、国指定の拠点病院は18施設となった。また、東播磨地域の加古川中央市民病院は、3月に国の検討会において4月1日からは高度型の拠点病院ということで類型指定が変更となった。 県指定の拠点病院では阪神南地域の明和病院が昨年10月から指定となって8施設となった。準ずる病院は変更はなく20施設、拠点病院等の指定施設はトータルで46施設である。
 その他、がんの先進的医療に特化した治療を提供している医療機関、がんゲノム医療拠点病院、がんゲノム医療連携病院、小児がん拠点病院、近畿ブロック小児がん連携病院は、記載のとおりで変更はない。

②令和4年度当初予算について
 がん対策の令和4年度当初予算は、兵庫県のがん対策基本計画に基づき「推進体制の整備」「がん予防の推進」「早期発見の推進」「医療体制の充実」「がん患者を支える社会の構築」の5本の柱に基づき事業を行うこととしている。県の財政が非常に厳しい中、行政改革の見直しもあって、令和4年度の当初予算の合計額は14億1300万円で、昨年度より約1億3,000万円の減となっている。今年度の新規事業として「子宮頸がんワクチンの接種再開に向けた環境づくり」に644千円、歯と口腔の健康づくり条例の制定を受けて「口腔がん対策推進事業」に990千円を計上している。

③若年者の在宅ターミナルケア支援事業について
 兵庫県のオリジナル事業として平成27年度から実施している事業で、制定時に説明させていただいたが、普及が足りないと指摘があったので再度説明する。
 末期がんの患者は40歳以上になると特定疾病ということで、介護保険の適用となる。また、20歳未満の方は、小児慢性特定疾病医療制度が適用となって日常生活用具の購入ができるが、20~30歳代に対しては公的な支援がない。したがってこれらの方が食事・入浴などの身体介護、掃除・洗濯などの生活援助などの訪問介護を利用した場合、本人は利用料の1割負担で、残りは県と市で負担する制度となっている。各病院の相談支援センターで相談があれば、この制度を紹介してもらいたい。窓口は各市町となっている。

〇質疑応答

 ・資料では小児慢性特定疾患医療制度は20歳まで使えるとなっているが、発症年齢が18歳までが条件ではないか。

 ・そのとおりで、在宅ターミナルケア支援事業は20代、30代の支援が全くなかったので出来た制度である。

 ・18~19歳で罹患した人の援助はないということで間違いないか。

 ・残念ながらそのとおりである。

(3)会則及び幹事会運営要領の改正について(資料3/PDF: 296KB

 今回の幹事会運営要領の改正は、準ずる病院であった阪神地域の「明和病院」が、令和3年10月1日をもって県指定となったことに伴う改正で、幹事会運営要領の別表3の準じる病院から明和病院を削除し、別表2の県指定病院に加えるもので、運営要領は、第2回幹事会開催日の本年2月17日から施行とした。 ※兵庫県がん診療連携協議会の組織体制と幹事・部会員一覧について(議長)
 議長から協議会、幹事会、部会など協議会の組織体制について説明があった。
 また、3月の異動により3名の部会長に変更があること、幹事・部会員は、4月15日までに回答を依頼している各施設長から推薦された幹事、及び部会長から推薦にされた方を、運営要領第3条の規定に従って議長が指名して取りまとめ一覧にする。

(4)協議会・幹事会並びに各部会の令和3年度活動報告及び令和4年度活動計画
資料4/PDF: 1,020KB

①「協議会・幹事会」関連
 令和3年度は、4月15日に協議会、6月10日に第1回幹事会、2月17日に第2回幹事会を全てWebで開催した。当協議会主催の第11回「ひょうご県民がんフォーラム」は、10月23日に「小児とAYA世代のがんについて」をテーマに、Webと会場のハイブリットで開催した。
 令和4年度は、協議会は本日(4月7日)Web開催、第1回幹事会は6月16日、第2回幹事会は開催日が未定だが、コロナの状況にもよるが、おそらく2月にWeb開催となる。「ひょうご県民がんフォーラム」については、11月26日にテーマは未定だが姫路医療センターが担当病院で「けんみんホール」で開催を予定している。

②「研修・教育」部会関連
 令和3年度は、「がん看護コアナース育成セミナー」は8月20日、8月27日、9月3日にWeb開催、21名参加、「研修・教育部会セミナー」は10月9日に「がんゲノム医療の新展開」をテーマにWeb開催、107名参加、 「放射線セミナー」は10月30日に「肺がんの診断と治療-update-」をテーマにハイブリット開催、223名参加、「検査セミナー」は12月4日に「多発性骨髄腫~見えない腫瘍を求めて~」をテーマにハイブリット開催、149名参加、「薬剤師セミナー」は1月14日から31日までオンデマンド配信、テーマは「多発性骨髄腫」、136名の視聴、兵庫県がん化学療法チーム医療研修は、12月11日に「がんゲノム医療」をテーマにWeb開催し、10チームの参加があった。第11回ひょうご県民がんフォーラムは、10月23日に「小児とAYA世代のがんについて」をテーマに会場とWebのハイブリットで開催した。
 令和4年度の計画は、「がん看護コアナース育成セミナー」は8~9月にWeb開催。「兵庫県がん化学療法チーム医療研修会」は、開催日、テーマ、開催方法は未定。「研修・教育部会セミナー」は10月8日開催予定。「放射線セミナー」は10月15日に「膵臓がんの診断と治療-update-」をテーマに開催。「検査セミナー」は11月5日開催、テーマ、開催方法は未定。「薬剤セミナー」も日程、テーマ、開催方法は未定。「ひょうご県民がんフォーラム」は11月26日に姫路医療センターが担当して開催、テーマ、開催方法は未定。いずれにしても、コロナの状況次第ということになるが、決まり次第皆様に周知する。
 オンライン開催でも、それなりに集まっていただいたし、充実もあった。会場とWebの割合は1対3というところで、それぞれメリットがあったが、開催方法については、今後、皆様からのご意見をいただきながら検討していきたい。

③「情報・連携」部会関係
 令和3年度活動報告は、年4回の部会をWebで「就労支援」「がんゲノム医療」「ピアサポーター」などについて、テーマを決めて開催した。また事務局会議は、定例の年4回に加えて2回、計6回開催した。内容については、議事録やPDCAサイクルに詳細に記載しているので、参照して頂きたい。
 令和4年度活動計画については、部会は例年どおり年4回Webで開催し、事務局会議は、これまでの課題を踏まえ毎月開催に変更。会議の人員配置から参加病院の先生方にご協力をお願することになる。具体的なテーマは、次回のがん対策推進基本計画で取り上げられるであろう「就労支援」「ピアサポート」について、それぞれ下部部会を設けて推進していきたい。具体的には就労関連では拠点病院と繋がっている専門担当者がいるハローワークは、現在3か所しかないので、病院とハローワークのオンライン面談の実現化。 また拠点病院に紹介される前に離職されるケースが多いので、関係機関との連携を検討する。ピアサポート関連については、まずピアサポーターの養成事業を進める。コロナの影響で患者サロンの運用が出来ていないので、オンライン患者サロンの開設を計画・実施して課題を整理してこれを広げたい。

④「がん登録」部会関連
 令和3年度活動報告は、がん登録部会を6月28日にWeb開催した。参加は41施設、49名で、全国がん登録関連の動きなど協議した。また、院内がん登録部会実務者ミーティングは年2回開催した。1回目は11月19日Web開催。国立がん研究センターの江森先生に2018年度症例以降の登録ルールの変更について講演頂いた。60施設から129名の参加があった。2回目は2月9日にWeb開催。 兵庫県がん診療連携協議会のHP公表内容について協議した。40施設から67名の参加があった。同じ日に院内がん登録事務局会議を開催し、次年度からのミーティング内容と開催当番について協議し、20施設22名が参加した。5月31日に都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会がん登録部会に出席。全国がん登録の動きなどの報告があり、その結果を6月28日に当協議会のがん登録部会で報告した。全国がん登録実務者研修会は、国立がん研究センターの松田先生に全国のがん登録の実務について講演いただき、12月20日~1月20日まで動画配信した。1か月で371回の視聴があった。
 令和4年度活動計画は、前年度と同様にがん登録部会を6月に開催、実務者ミーティングを11月と2月の2回開催を予定している。都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会のがん登録部会は、4月27日に開催されるので、出席を予定している。全国がん登録に関する研修会は、開催時期、内容については、現在未定です。
PDCAサイクルでは、課題に「がん診療情報を収集・分析する体制整備」「がん登録実務の精度向上」「全国がん登録情報の予後情報還元申請」の3つを挙げている。この3項目は、いずれもがん登録に必要なものなので、今後も継続していく。

⑤「緩和ケア」部会関連
 令和3年度活動報告では、都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会 緩和ケア部会が12月10日にWebで開催され、議事の中で(1)地域における緩和ケア提供体制が低いこと (2)コロナの影響で緩和ケア研修が開催できず、オンラインで開催できるようになったことが報告された。緩和ケア研修会の開催状況は、令和2年度は開催数が落込んでいたが、令和3年度は回復している。また受講者の内訳をみるとコロナの影響を受けて自院の受講が増えているが、令和3年8月4日付けの厚生労働省からの事務連絡(新型コロナウイルス感染症の流行等を踏まえたがん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会の開催について)により、ロールプレイングを含めてWebで実施する研修会を認める体制となっているので、院外施設からの研修受講者を受け入れていただきたい。協議会のHPには令和4年度の緩和ケア研修会予定表を添付しているが、今後増えていくと予想している。また、PDCAサイクルの項目に「緩和ケアの質の向上」を掲げているが、完全Web開催した施設の開催報告をグーグルスプレッドシートで共有し、6施設が完全Webで8回開催した。緩和ケア部会・地域連携部会合同セミナーは6月24日に開催し、66名の参加があった。PDCAサイクルで緩和ケアチーム診療機能の向上を挙げているが、ピアレビューによる改善が明確でないということで、1月22日市立伊丹病院の担当で開催、87名の参加があり緩和ケアチームの総合評価を行った。緩和ケアフォローアップ研修は、2月27日39名参加で、重篤な疾患をもつ患者さんとの話し合いをテーマに実施した。緩和ケア部会コアメンバー会議は、記載の9名で1月4日と3月16日に開催した。
 令和4年度の活動計画は、前年と同様に実施を予定している。第13回兵庫県緩和ケアチーム研修会は、西神戸医療センターの担当予定である。緩和ケアチームピアレビューは、緩和ケアチームが相互訪問することで実施を予定している。

⑥「地域連携」部会関連
 令和3年度は、一昨年の実績であるが、がんパスの使用状況についてアンケート調査を行い、その結果から乳がんパスの3,914件をはじめ、累計では9,984件で、かなりの数の利用があった。また、乳がんパスの見直しを行った。その他に、がん地域連携に関し、緩和ケア部会と「Webによる退院前カンファレンスを始めるために」をテーマに合同セミナーを行い、連携を始めるとき相手のアドレスを取得するのは難しい。顔が見える関係を作っていれば共有しやすい。承諾を得て電子媒体での連携は難しいなど、有意義な活動報告があった。
 令和4年度活動に関しては、昨年度からの継続が多いが、各施設でのがんパス導入・使用状況を調査する。新規パスの大腸がんESD、見直した乳がんパスの運用上の課題を抽出する。Webによる退院前カンファレンスはその後の継続などアンケート実施により運用上の問題点を抽出して改善するが、がんゲノム医療の状況はアンケートではわからないので、地域で共有されているか検討が必要である。なお、パスの使用件数は増加しているが、ハイボリュウームセンターで件数が減っているので注視していく必要がある。大腸がんESD、乳がんの10年パスは、使用上の問題があるか確認したい。
 その他、胃がんのESDに関する地域連携パス症例について、地域連携パス継続例に胃がん死亡はなく、胃温存率も高く、胃がんに関して連携パスは妥当であったなどの報告があった。

〇確認事項

 兵庫県の組織改革と幹事会運営要領の一部訂正ついて

 ・兵庫県は4月に大きな組織改革をしている。幹事会運営要領にある「兵庫県健康福祉部」は、4月から「健康医療部」「福祉部」に分かれたので、「兵庫県健康医療部」に訂正していただきたい。

 ・「兵庫県健康福祉部」を「兵庫県健康医療部」に訂正することについては、県の組織改革に伴う修正であるので、幹事会運営要領の訂正については承認された。

(5)がん生殖医療について(資料5/PDF: 1,400KB

 兵庫県がん・生殖医療ネットワークの運営状況
 妊孕性温存は男性も含まれ、資料は2021年1月から12月までの兵庫医科大学と英ウイメンズクリニックでの状況で、カウンセリング実施数は女性で35名、男性で34名、妊孕性温存の希望は、女性31名、男性34名、原疾患別では女性の乳がん17名が最多、男性では、白血病・リンパ腫16名が最多であった。妊孕性温存には色々方法があるが、受精卵凍結は12件、卵子凍結14件、精子凍結28件、小児の患者さんで適用される卵巣凍結は、兵庫医科大学で3件あった。
 「若年性がん患者の妊孕性温存治療費助成事業」については、兵庫県では令和2年4月から一部対象外の市町があったが県内の各市町で開始され、令和3年4月からは厚生労働省の「小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業」の実施により全国どこでも出来るようになり、今まで自費でされていた治療が、2回まで助成を受けられることによって患者負担が減ることになった。申請については、兵庫県のホームページから申請用紙に患者、認定施設が必要事項を記入して兵庫県に提出して承認されれば、助成金が振り込まれることになる。実施認定医療機関については、日本産科婦人科学会が示す4つの要件への参加が必須となり、兵庫県ではネットワーク参加の兵庫医科大学と英ウイメンズクリニックになる。また、日本がん・生殖医療学会の登録システムの参加は必須であるが、国の事業になってから新しい登録システムが出来て、患者さんもアプリの取得が必要となるなど、様々な手続きが必要となった。

(6)がん患者医科歯科連携協定について (資料6/PDF: 229KB

  令和3年度事業は2年度とほぼ同じ内容だが、「全国共通がん医科歯科連携講習会」を昨年6月20日にWebで開催した。また、協力歯科医師診療情報は令和26年度のもので少し古くなっている。新しく会員協力リストを更新、作成しているので、出来次第、各病院に配布する。手術・抗がん剤・放射線治療の前・中・後の口腔管理に、歯科医師会を利用して頂くようお願いする。
 令和4年度事業は、「全国共通がん医科歯科連携講習会」を4月24日にWebで実施する。口腔がん検診研修会を県下で行う。歯科診療所で見つかったがん患者さんは、地域がん拠点病院に紹介するので、ご協力をお願いする。参考に令和2年度に実施した神戸市内の「口腔がん検診実施概要」を添付しているが、月4回実施し、年間約600人が受診し、発見された口腔がん患者を神戸市立医療センター中央市民病院もしくは神戸大学医学部附属病院の受診を薦めた。

(7)小児がんの進捗状況について (資料7/PDF: 2,800KB

  令和3年度の研修会、講演会は、Web開催で実施もしくは中止をした。兵庫県がん・生殖医療ネットワークとの情報連携によるAYA世代のがん患者については、卵巣保存3件、精子保存3件、TESE2件で、英ウイメンズクリニック、兵庫医科大学を紹介している。兵庫県立神戸陽子線センターとの医療連携については、令和3年度は60例と前年に比べ少し減った。AYA世代(高校生)の教育支援については、コロナの影響で一部取りやめた事業があった。がんゲノム医療については、神戸大学医学部附属病院と連携しているが、エキスパートパネルとして27例であった。ひょうご県民がんフォーラムは10月23日(土)に開催し会場とWebで146名の参加があった。アンケートによると今後の開催方法はハイブリットを希望する人が多かった。
 令和4年度活動計画について、これまで行ってきた研修会や研究会は続けて行っていく。また、小児がん拠点病院が持ち回りで開催しているL-CAS(小児・AYA世代のがんの長期フォローアップに関する研修会)は、今年度は担当病院となっているので、7月3日にWebで開催を予定している。
 兵庫県立こども病院は小児がん拠点病院のため、連携病院として兵庫県立尼崎総合医療センターをはじめ10病院を指定させて頂いている。また、小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業についての説明があったが、他にも予防接種に対する助成制度で骨髄移植後の再接種費用だけでなく、小児がんの化学療法後の再接種についても助成があり、内容は厳しいが陽子線治療費にも経済的支援がある。
 その他に、小児陽子線治療実績、小児がんサバイバーの小児科医から成人診療科への移行期医療に係る勉強会・研修会の開催、小児がん看護研修、がんゲノム外来の開設など報告があった。

〇質疑応答

 ・移行期医療支援センターは循環器病対策推進基本法に基づいて設置された。循環器病疾患をはじめとした慢性疾患の患者さんの移行期医療を推進するためとなっていたが、がん診療連携協議会の中で移行期の枠組み作りをしてきた。今後、移行期医療支援センターは、がん治療と循環器病等の慢性疾患と統合するのか、並列して活動するのか、今後の方向性が知りたい。

 ・今年度から循環器病対策推進計画を作成し、その中の目玉として移行期医療支援センターが位置付けられている。小児慢性疾患を先行して支援することとしているが、将来的には全ての小児疾患について支援していくと考えている。

 ・神戸大学では、小児がんのサバイバーのフォローアップに係る予算が付いていないので、今後のマネジメント事務局機能をどうするかが課題となり、今後の方向性の議論が必要と考え問題提起した。循環器病のフォローアップがメインだが、今後はすべての小児疾患という形であればその中に統合していく流れになると個人的には感じている。県全体で議論して頂きたいと思う。

(8)その他

 (肝がん・重度肝硬変患者入院医療費制度の周知について)
・令和4年度当初予算にある「肝がん・重度肝硬変患者入院医療費の助成促進」は月450人を見込んで計上されている。助成金の受給条件は、過去1年間に2か月入院又は通院で高額医療となった場合、年収が370万円以下であれば、3か月目からは自己負担が1万円になるという制度で、この受給者の実績は月10~15人と少なく、この制度の周知が出来ていないという話になっている。本日出席の先生方に、各病院においてこの制度の周知をお願いしたい。

(がん診療連携拠点病院の指定要件改定について)
・今年7月にがん診療連携拠点病院の指定要件の改定がある。詳細はまだわからないが、緩和ケアに関する部分の指定要件が厳しくなると聞いている。指定要件が出ましたらお知らせすることになる。

ページの先頭へ戻る

※PDF 形式のファイルがご覧いただけない場合は、下に表示されているバナーをクリックして最新版の Adobe Reader(無償) をインストールして下さい。
Adobe Reader ダウンロードページへ

  • がん診療連携拠点病院
  • 兵庫県がん地域連携パス
  • 兵庫県緩和ケア研修会
  • 兵庫県がん対策推進計画
  • 兵庫県がん登録情報
  • がん相談支援センター
  • 関連情報リンク